勇者を倒してもいいじゃない？
音楽：NeWorld
作詞・作曲：R2
歌：aya
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歌詞
光を信じたはずの手が 闇を裂いて笑ってる
その瞳の奥にあるのは ほんとの「正義」なの？
壊された街の声が まだ胸の奥で泣いてる
“悪”と呼ばれた僕の方が 人間らしい気がした
天に掲げた剣先は 誰を守ってるんだろう
勝利の影で消えた声に 誰が耳を傾けた？
命の数を数えながら 名誉を讃える君へ
その栄光は 誰の涙の上に立つ？
勇者を倒してもいいじゃない
誰かの悲しみが笑いに変わるなら
悪と呼ばれても構わない
「正しさ」なんてひとつじゃないから
この世界はモノクロの絵じゃない
無数の祈りが滲んで混ざり合う
善も悪も 愛も憎しみも
同じ場所から生まれてるんだ
英雄の影を追いかけて 何を失くしてきたんだろう
勝つたびに心が減ってく それを「栄光」と呼ぶの？
眠れぬ夜に聞こえる あの日の泣き声たち
剣を下ろす勇気こそ 本当の強さだろう
神の名を借りた声が また誰かを裁いてる
正義の仮面を剥がせば きっと同じ顔さ
戦いの果てに残ったのは 血よりも深い願い
「生きたい」と叫ぶ声に 色なんて関係ない
勇者を倒してもいいじゃない
世界の形を変えるのは罪じゃない
悪と呼ばれても構わない
僕は僕の光で進むだけ
正義と悪の境界線を
踏み越えて 見えた景色がある
矛盾の海で 見つけた真実
それが「生きる」ということなんだ
この手で壊したものの中に
まだ消えない温もりがある
涙の理由（わけ）を知らないまま
誰もが正義を名乗ってる
勇者を倒してもいいじゃない
涙を流す自由があるのなら
悪と呼ばれても構わない
誰かの希望を守れるなら
この世界はモノクロの絵じゃない
無数の心が溶けて輝いてる
祈りも呪いも すべて抱いて
僕は僕の道を選んでいく
勇者を倒してもいいじゃない
真実はいつも ひとつじゃない
愛と矛盾を 抱きしめながら
世界をもう一度描き直すんだ
この世界はモノクロの絵じゃない
無数の心が溶けて輝いてる
祈りも呪いも すべて抱いて
僕は僕の道を選んでいく
勇者を倒してもいいじゃない？